アンチエイジング(老化予防)

くるみ(胡桃)の成分やその効能・効果を調べていると、その多くがアンチエイジング(老化予防)に繋がることに気付きます。

それも美容面等、特定の部分に限らず体全体のアンチエイジング(老化予防)に効果的と言っても過言ではないのです。

くるみのアンチエイジング(老化予防)効果とは?

くるみには主に「血管」「脳」「肌」「体力」に関するアンチエイジング(老化予防)効果があると言えます。また、それらのアンチエイジング効果に大きく影響する成分が、くるみに含まれるαリノレン酸、そしてビタミンEやポリフェノール類、カロテノイド類といった抗酸化成分です。また、ビタミン、ミネラル、たんぱく質(アミノ酸)がバランスよく含まれていることも大きな要素となっています。

具体的にくるみには次のようなアンチエイジング(老化予防)効果があると言えます。

  • 血管の老化を緩和し、生活習慣病のリスクを軽減する
  • 脳の神経伝達における老化を緩和し、脳機能の低下、認知症などのリスクを軽減する
  • 肌や髪の毛の防御や代謝の低下を緩和し、美容の若々しさを保つ
  • 豊富な栄養価が体力の衰えを軽減し、若々しい元気さを保つ

それぞれをもう少し詳しく説明致します。

血管の老化を緩和し、生活習慣病のリスクを軽減する

くるみの最も代表的な効能はこの血管の老化を緩和する働きです。血管の老化は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と活性酸素が最大の要因です。

若い時は悪玉コレステロールや活性酸素を除去する力が強いため血管の老化を感じることは殆どありません。しかし、年齢とともに徐々にその力が弱くなり、血管内に悪玉コレステロールが溜まるようになってきます。その悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化し、過酸化脂質になります。

そうなると血管は固く、弾力性を失います。これが動脈硬化の状態で、脳梗塞や心筋梗塞など生活習慣病と言われる様々な病気のリスクが高まります。

くるみには悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす効果があるαリノレン酸を多く含んでいます。そしてビタミンEやポリフェノール類、カロテノイド類といった活性酸素を除去する作用を持つ抗酸化作用を持つ成分も多く含んでいます。

これらのことからくるみには血管の老化を緩和し、生活習慣病のリスクを軽減するアンチエイジング効果があると言えます。

脳の神経伝達における老化を緩和し、脳機能の低下、認知症などのリスクを軽減する

脳が老化する原因は実はよく分かっていませんが、現象としては「脳における神経伝達機能の低下」「神経細胞の変異・減少」「たんぱく質(アミロイドβ)の蓄積」などがあります。

これらの現象が起こると記憶力や集中力の低下し、酷い場合は認知症などの病気になります。これが主に脳の老化と言われるものです。

くるみに含まれる成分にはこれらの現象を緩和する脳のアンチエイジング効果が期待できる働きがあります。

くるみに含まれるトリプトファンやチロシン、フェニルアラニン、αリノレン酸等は体内で脳の神経伝達に関わる物質に変化します。

トリプトファンは精神を安定させる作用のあるセロトニンやメラニンに、チロシンやフェニルアラニンはヤル気を出させるドーパミンやノルアドレナリンに、そしてαリノレン酸はDHA(ドコサヘキサエン酸)に変化し脳の神経伝達をスムーズにします。

これらの作用が脳機能を向上させ、脳の老化を緩和、もしくは補完させることが期待でき、脳のアンチエイジングにつながります。

また、くるみには脳の唯一の栄養素であるブドウ糖の代謝を促進するビタミンB1が多く含まれています。拡大解釈になりますが、くるみには脳への栄養供給を促進するという面で脳のアンチエイジング効果があると言えるかもしれません。

肌や髪の毛の防御や代謝の低下を緩和し、見た目の若々しさを保つ

一般的にアンチエイジングというと美容面のことを指す場合が多くありますが、くるみにも美肌や美髪といった美容面のアンチエイジングを期待できる効果があります。

肌老化の一番の原因とも言えるのは肌のターンオーバーの乱れです。肌のターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことで一般的にそのサイクルは28日前後と言われています。

肌は様々なダメージを受けて「肌荒れ」「シワ」「シミ」「くすみ」などの状態になっていきますが、若いうちはターンオーバーが正常に行われるのですぐ綺麗な肌に生まれ変わります。

しかし、年齢とともにターンオーバーはサイクルが長くなり、更に肌の栄養素が十分に供給されないなどターンオーバーの質も低下するため、肌のダメージがなかなか回復しない状態になってきます。

くるみにおける肌のアンチエイジングとは、この肌のターンオーバーを促進させる効果が期待できることを言います。肌のターンオーバーで重要な要素は「たんぱく質」「血行」「代謝」です。くるみにはこれらに必要な成分が多く含まれているのです。

くるみには肌の栄養素となる良質な植物性たんぱく質が含まれています。そして、くるみに豊富に含まれるαリノレン酸や抗酸化物質は血流を良くし、肌の栄養素を体のすみずみまで送り届けます。そして、その栄養素を肌へ代謝させるのに必要なビタミンB1、ビタミンB2をはじめとするビタミンB群やミネラル類もくるみには多く含まれています。

さらに、シミやシワなど肌老化の大きな原因となる活性酸素を除去する抗酸化物質もくるみには多く含まれています。

髪の毛も肌の一種なので基本的なアンチエイジング効果は同じです。簡単に言うと、活性酸素から髪や頭皮を守り、健康な代謝を促すことが髪のアンチエイジングに繋がるということです。

豊富な栄養価が体力の衰えを軽減し、若々しい元気さを保つ

くるみはエネルギー量が多いだけでなく栄養価が豊富で、また糖質の代謝を促進するビタミンB1も多く含まれているため昔から滋養強壮効果があると言われてきました。漢方でもくるみは「助陽薬」と言われ強壮・強精に効果がある食品とされています。

滋養強壮がアンチエイジングと言えるかは解釈が分かれるところですが、元気で精力的な生活ができるのは若い証拠とも言えると思います。

 

以上のようにくるみには「血流をよくする成分」「抗酸化作用のある成分」そして「豊富な栄養素」を含んでおり、それが様々なアンチエイジング効果につながっています。もっとも、くるみの果実には発芽に必要なエネルギーが詰まっているはずなので「若さの元」が含まれているのは当然なのかもしれません。

 

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