クルミの注意点・副作用
クルミが悪玉コレステロールを下げ、動脈硬化などの危険性を下げるというのはクルミにα-リノレイン酸が含まれているためです。確かにα-リノレイン酸はEPA、DHAに変化することで悪玉コレステロールを下げたり、血栓を予防する効果がありますが、実はα-リノレイン酸よりも4倍以上リノール酸を含んでいます。
1:4の比率は悪くないが、食べ過ぎには注意
クルミには多くのリノール酸が含まれています。リノール酸は体にとって大切な栄養素で適正な量であれば悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を下げ、ダイエットにも効果があると言えますが、リノール酸の過剰摂取は善玉コレステロール(HDLコレステロール)も一緒に下げてしまい、血栓ができやすくなるため、動脈硬化や心臓病、脳梗塞などの原因となってしまいます。
そしてリノール酸は料理用の油やナッツ類をはじめ、非常に多くの食べ物に含まれているので不足することは殆どないどころか通常でも過剰摂取の傾向にあります。
つまり、クルミが健康やダイエットに良いからと言って食べ過ぎてしまうと、逆に健康を害する結果となりますのでほどほどにすることが大切です。
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